患者の皆様へ To all patient

ICU概要

概要沿革
1973年、日本医科大学付属病院にICUとCCUが同居する形態で集中治療室が開設されました。主に循環器内科がCCUを、麻酔科が外科系ICUを共同で使用してきましたが、2014年8月の新病棟開設に伴い、外科系集中治療室(SICU: Surgical ICU)として独立しました。当院SICUは厚生労働省が定める特定集中治療室管理を行う施設基準(特定集中治療室管理料1)を満たし、主に外科手術後の管理を行う集中治療室として、国内でも数少ない集中治療施設の一つです。

付属病院SICUの特徴
SICUは陽陰圧管理が行える個室3床、オープンフロア(4人床)2室、 個室9床の計20床の病床を有します。 集中治療の専門知識・技術を有する医師および看護師、医療スタッフ (臨床工学技士、薬剤師、放射線科技師、理学療法士、管理栄養士)を配置し、呼吸、循環、代謝、その他重篤な機能不全により急性期管理を必要とする全ての患者さんに24時間体制で、効果的で、高度な治療を施すことを目的とした集中治療室です。SICU専従の外科系集中治療科医師が常時SICU内に勤務し、各診療科医師と協働して患者さんの治療にあたるSemi-closed ICUの形態をとっています。日本集中治療医学会集中治療専門医3名(救急医学会救急科専門医1名、日本専門医機構認定麻酔科専門医2名)、日本専門医機構認定麻酔科専門医1名、麻酔科ローテーション専従医師3-4名(専修医もしくは助教・医員)でICU管理を担いますが、主診療科医師、外科系集中治療科医師、看護師、薬剤師、 理学療法士、管理栄養士による定期カンファレンスを開催し、それぞれの専門知識を活かして議論を重ねながら治療方針の決定と情報共有を進めていきます。
症例の多くは心臓血管外科、食道外科、肝胆膵外科、脳神経外科に代表される侵襲度の高い外科手術の術後管理です。そのほか、院内急変対応後の集中治療管理、循環器内科、呼吸器内科、血液内科など内科系診療科の心不全、呼吸不全、敗血症管理など、院内で集中治療管理を必要とする全ての重症患者さんの治療管理も担っています。2021年度のSICU入室件数の総数は1040件でした。科別の内訳としては、消化器外科395件、心臓血管外科178件、その他の外科系診療科262件、内科系診療科205件となっています。

麻酔科入局希望者の方へ
現在麻酔科医は術中麻酔管理だけでなく術前・術後を通した周術期管理に関わっていくことが求められています。麻酔科医にとってICUを経験することは、術後管理そのものを学ぶ機会というだけでなく、術後管理を見据えた周術期管理について考えるまたとない機会です。是非ICUでの経験をその後の麻酔・周術期管理に生かしてください。

集中治療に興味のある方へ
当初、主に外科手術後の術後管理を担う外科系集中治療室として発足しましたが、現在は院内急変対応事例後の集中治療管理、診療科を問わず院内で集中治療管理を必要とする全ての重症患者さんが入室してきます。そのため、麻酔科医のみならず、さまざまな専門領域のスペシャリストを必要としています。麻酔科、救急、内科、小児科、専門領域は問いません。育児との両立を考えている医師も大歓迎です。個々の多様性を重んじ、持続可能な勤務体系を作っていきます。我々と共に医療現場の「最後の砦」で働いてみませんか?当SICUで一緒に業務できる日をスタッフ一同楽しみにしております。