患者の皆様へ To all patient

ICU概要

概要沿革
付属病院に昭和48年に開設され、ICUとCCUが同居する形態で集中治療室が運営されてきました。主に循環器内科でCCUを、麻酔科で外科系ICUを共同で使用してきました。2014年8月より新病棟開院に伴い、SICU(Surgical ICU)として外科系ICUのみで独立して20床で診療しています。また併設のSHCU (Surgical HCU) 16床も麻酔科が入退室管理を行っています。本麻酔科学教室には集中治療専門医が11名在籍し、現在付属病院SICUは集中治療専門医3名、麻酔指導医1名、麻酔専門医1名、医員3名、心臓血管外科医1名の計9名で日勤・当直体制を敷いてICU管理を行っています。手術室臨床麻酔と緊密な連携をとるとともに、4名の手術室麻酔科当直が当直体制をバックアップしています。

付属病院SICUの特徴
外科系ICUは現在麻酔科が中心となって管理をおこなっており、Semi-closed ICUの形態をとっています。主に外科術後管理をおこなっていますが、心臓血管外科術後の症例が大半を占めます。チーム内に心臓血管外科医も加わっており共同で診療にあたりますが、麻酔科が主体となって心臓外科術後を管理する施設は全国でも珍しいようです。他に多いのは外科術後患者の呼吸不全や敗血症の管理ですが、呼吸器内科・血液内科など内科系診療科患者の呼吸不全・敗血症管理も行っています。
外科系ICUで2013年には計335件の入室がありました。科別の内訳としては、心臓血管外科:219件、消化器外科:82件、その他外科系診療科:27件、内科系診療科:7件でした。管理内容としては、外科術後管理が281件、呼吸不全管理が15例、敗血症管理が33例、その他6例となっています。
また当科では2009年よりスウェーデンのカロリンスカ大学ECMOセンターで研修を始め、2011年からは実際の臨床で心不全や呼吸不全の管理に役立てています。ECMOの臨床使用においては本邦で最も先進的な施設となっています。

入局希望者の方へ
現在麻酔科医は術中麻酔管理だけでなく術前・術後を通した周術期管理に関わっていくことが求められ、また麻酔科医の多くもそのことを望んでいます。麻酔科医にとってICUを経験することは、術後管理そのものを学ぶ機会というだけでなく、術後管理を見据えた周術期管理について考えるまたとない機会です。是非ICUでの経験をその後の麻酔・周術期管理に生かしてください。