Dr.岩﨑 雅江
2009年入局の岩﨑雅江と申します。私は、2012年10月から2年間、夫の海外転勤に伴い、イギリス、ロンドン市内にあるImperial College Londonに基礎留学する機会をいただいきました。入局当初より留学希望はありましたが、入局4年目という早期に実現するとは思っておらず、留学決定の際には感謝の念とともに大変驚いたことを覚えております。
留学期間は非常に充実した、楽しいものでした。 弘前大学麻酔科 廣田和美教授のご紹介で、Anaesthetics, Pain Medicine & Intensive Care, Department of Surgery & Cancer, Imperial College London, and Chelsea and Westminster HospitalのDr Daqing Maよりご指導いただきました。Dr Maグループは多国籍のメンバーがそれぞれプロジェクトを持ち、互いに刺激を受けながら研究を行っていました。共通する研究テーマは、麻酔薬の虚血病変への作用及び悪性腫瘍への作用であり、in vivo、in vitroの多数のプロジェクトが行われていました。メンバーの職歴も様々であることから、毎週のグループカンファレンスでの意見交換は大変有意義でした。
また、伝統的なイギリス社会の中、多国籍の同僚と過ごしたことは、人として糧になりました。現地でできた友人達、同時期に留学・海外転勤・海外移住した友人達との交流は、今でも続く大切な絆です。
医師、特に麻酔科医は、数多くのモニターやデータに毎日接しています。科学者・研究者としての目・気づきにより、日々の臨床業務がより色鮮やかになるのではないでしょうか。臨床研究、基礎研究に興味をもつ先生方が、一人でも多く増えるように、私もお手伝いしていきたいと思います。
最後になりましたが、貴重な留学機会を与えてくださいました坂本篤裕教授、杖下隆哉先生、医局の諸先生方、弘前大学麻酔科 廣田和美教授、Dr Daqing Ma、Anaesthetics, Pain Medicine & Intensive Care, Department of Surgery & Cancer, Imperial College London, Chelsea and Westminster Hospitalに、心より感謝申し上げます。
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