投稿者: nms_ane001
2027年度入局:見学会のお知らせ
2027年度入局をご検討くださる先生方へ (さらに…)
TeamSTEPPS研修会を開催しました
本日、麻酔科主催による TeamSTEPPS研修会 を開催しました。
麻酔科だけでなく、外科系の先生方、看護部、臨床工学技士など、多職種から30名以上の方に参加していただき、非常に活気ある研修となりました。
TeamSTEPPSとは、医療チームのコミュニケーションとチームワークを高めるためのプログラムです。
手術室では多くの医療者が関わり、情報共有のタイミングや言葉の伝え方ひとつで安全性が大きく変わります。小さな行き違いが大きなトラブルにつながることもあるため、私たち麻酔科が中心となり、より良い連携を築くための場を継続的に提供しています。
今回の研修では、
・伝達ミスが起こる理由を「ゲーム形式」で体験
・他職種との距離が自然と縮まるワーク
・実際の手術室を想定したコミュニケーション練習
など、笑いもありながら学びの深い時間となりました。
これまでに 100名以上のスタッフが研修に参加 してくださっています。
その成果もあり、手術室の雰囲気は着実に「風通しが良くなった」と感じています。
TeamSTEPPSは、一度学べば終わりではなく、日々の現場で活かしてこそ価値がある学び。
これからも研修を継続し、より安全で働きやすい手術室づくりを進めていきたいと思います。
参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。

研修医の先生が見学に来てくれました
悪性高熱症シミュレーション

日本心臓血管麻酔学会
9月19~21日に横浜で日本心臓血管麻酔学会が開催されました。
当科からも管理に難渋した開心術について発表しました。多くの先生方に聴講いただき活発な議論がされました。
学会発表は症例を振り返り、より理解を深めることができ、とても勉強になります。
次回は12月の日本臨床麻酔学会へ多数の演題を登録しているので、楽しみにしています。
シミュレーション教育
本日は
・大量出血シミュレーション教育
・全身麻酔 or 脊髄くも膜下麻酔による帝王切開と無痛分娩
をテーマに勉強会を開催しました。
大量出血シミュレーションは会を重ねるたびにブラッシュアップされています。
今回は、REBOA挿入による緊急止血の流れ確認も行いました。
次回は、悪性高熱症など他の珍しい状況について行う予定です。

日本麻酔科学会関東甲信越・東京支部会
9月6日に日本麻酔科学会関東甲信越・東京支部会が開催されました。
2年目の先生が自身の経験した症例を中心に発表し、さらに医局長からも研究報告が行われました。
発表後には活発な質疑応答があり、先生方が立派に回答するとともに、議論を通じて理解が一層深まりました。
また、他の報告にて他院での取り組みや工夫についても学ぶことができ、とても有意義な会でした。


TeamSTEPPS講習会
今月、最後のシミュレーション教育はTeamSTEPPSです。
手術室では麻酔科だけでなく、執刀医、看護師、MEなど多職種が連携する必要があります。
手術室では垣根なく多診療科・多職種が連携する風通しの良さが大事です。
そのためには、
・どうやってチームビルディングをするのか?
・自分の考えはどうやって伝えるのか?
を体験してもらうための講習がTeamSTEPPSです。
約30人にゲームを通して「チームとは何か」を看護部坂本さんの指導の下で学んで頂きました。
全ての外科系診療科、多職種が連携して良い医療を提供する「1つの手術室」になることを目標に定期的に開催しています。

「開心術後の心停止」シミュレーション
Grade A帝王切開シミュレーション
今日は産科、小児科、助産師と共同で、Grade A帝王切開のシミュレーションを開催しました。
Grade A帝王切開では、「産科医の判断から10分以内の娩出」という極めて迅速な対応が要求されます。
一方で、年1回あるかどうかという経験を積みにくい状況です。
今回の経験を通じて足りなかったことを確認し、いざという状況で連携が取れるようにしたいと思います。
危機的出血シミュレーション

