カテゴリー: お知らせ
軟性気管支鏡操作・DLT留置ハンズオンワークショップ
7月28日(火)に軟性気管支鏡操作・DLT留置ハンズオンワークショップを開催しました。今回は、AIブロンコシミュレーターを用いた気管支鏡操作と気管支番号の確認、挿管人形を用いたDLT留置およびファイバー挿管をテーマとしています。
気道管理では、解剖学的知識に加え、実際に機器を操作しながら手技を繰り返すことが重要です。若手医師をはじめ、参加者が基本操作を確認し、安全で確実な気道管理につなげる機会となりました。
大量出血シミュレーション
大量出血への対応をテーマに、多職種合同シミュレーションを実施しました。
今回は、入局1年目の専攻医と若手看護師を主な対象とし、麻酔科医、看護師、臨床工学技士が参加しました。
基本的なシナリオとフィードバックを繰り返し、出血量の把握、輸血準備、機器操作、情報共有など、それぞれの役割と連携の流れを確認しました。大量出血時には、個々の知識や技術に加え、状況を共有しながら迅速に行動するチームワークが重要です。
今後も実践的なトレーニングを継続し、麻酔科医がリーダーとなって多職種で安全に手術室を支える周術期管理にを作っていきます。
専門医試験勉強会
今回の専門医試験に向けた勉強会では、術後せん妄のリスク因子と予防・対応、脳神経外科手術における麻酔管理、不整脈発生時の評価と初期対応について学びました。
術後せん妄は、患者背景や手術侵襲、周術期管理など複数の要因が関与するため、早期のリスク評価と多職種による予防的介入が重要です。また、脳神経外科麻酔では、脳循環や全身状態を踏まえた緻密な管理に加え、不整脈など異常が発生した場合には迅速な対応と本当に手術を継続して良いのかという判断が求められます。
実臨床に必要なことをシミュレーション教育することができました。
TeamSTEPPS研修
今日は「グループワークを通してチームについて考える」勉強会を開催しました。
本会では、TeamSTEPPSの考え方をもとに、チームワークの振り返り、ブリーフィング・デブリーフィングの意義、チームで協働するために必要な視点について学びました。
手術室における安全な医療の実践には、麻酔科医のみならず、多職種が共通認識を持ち、円滑に連携することが不可欠です。
今回の取り組みを通じて、日々の診療におけるコミュニケーションと安全文化を見直し、より良いチーム医療の実践を目指しています。

CV挿入講習会
病院主催のCV講習会において、当科より超音波ガイド下CV挿入における「針の出し方」について説明を行いました。
本講習会には多くの研修医・専攻医が参加し、超音波画像を確認しながら安全に穿刺を進めるための基本手技や注意点について学びました。特に、針先の視認性を保つこと、解剖学的構造を理解したうえで手技を行うことの重要性を共有しました。
硬膜外麻酔・脊髄クモ膜下麻酔ハンズオン
新入局者を対象に、硬膜外麻酔および脊髄くも膜下麻酔のハンズオンセミナーを実施しました。
企業の皆様のご協力のもと、シミュレーターを用いて、穿刺時の体位や解剖学的ランドマークの確認、器具の取り扱い、実際の手順と操作のポイントについて学びました。指導医とともに一つひとつの動作を確認し、疑問点をその場で共有することで、実践的な理解を深める機会となりました。
専門医試験口頭試問トレーニング
麻酔科専門医試験の口頭試問対策として、1年目の専攻医から専門医試験受験学年までを対象に症例問題の検討を行っています。
専門医試験で取り上げられる症例問題は、術前評価、術中管理、術後管理の要点を体系的に整理するうえで非常に有用です。1例ずつ丁寧に振り返ることで、臨床判断の根拠を確認し、周術期管理に必要な視点を深める機会となっています。
学年を越えて学び合う環境を通じて、当科では安全で質の高い麻酔管理につながる教育体制を大切にしています。
硬膜外麻酔の練習会
本日、診療業務の合間を活用し、1年目専攻医を対象とした硬膜外麻酔のシミュレーショントレーニングを行いました。
当科では、硬膜外麻酔の習得にあたり、まず2~3か月間シミュレーターを用いた反復練習を行い、院内で定めた試験に合格した後に臨床での実践へ進む体制としています。穿刺手技だけでなく、解剖の理解、針先の感覚、安全確認の手順を段階的に身につけることを重視しています。
また来週には、企業のご協力のもと、脊髄くも膜下麻酔および硬膜外麻酔のハンズオンセミナーを予定しています。
勉強会:危機的出血への対応
危機的出血への対応力向上を目的として、今後予定しているシミュレーショントレーニングに先立ち、Webinar形式で事前勉強会を開催しました。
手術中の予期せぬ大量出血は、患者安全に直結する重大事象であり、麻酔科医には全身管理に加えて、手術室全体の状況を把握し、適切にチームを動かす役割が求められます。
今回の勉強会では、日本麻酔科学会のガイドラインに準じ、危機的出血時の初期対応、院内で活用可能な体制、事前準備の重要性について改めて整理しました。
実践的なシミュレーションに先立って共通認識を深めることで、多職種連携をより円滑にし、安全で迅速な対応につなげる機会となりました。
新入局員歓迎会
5月8日(金)、パレスホテル東京にて新入局員歓迎会を開催しました。
今年度は8名の新しい仲間を迎え、医局員に加え、関連病院の先生方、同門会の先生方にもご参加いただき、新入局員の門出を温かくお祝いしました。
麻酔科診療は、多職種との連携を基盤としながら、周術期管理、集中治療、救急、ペインクリニックなど幅広い領域に関わります。
新入局員一人ひとりが日々の診療を通じて学び、成長し、互いに支え合える関係を築いていくことを大切にしています。
慣れない環境で大変なことも多い時期ですが、焦らず一歩ずつ経験を重ね、安全で質の高い医療に貢献できる麻酔科医として成長してくれることを期待しています。
日本麻酔科学会の予演会
日本麻酔科学会での発表に向けて、Web形式で医局内予演会を開催しました。
今回は医局員8名に加え、4年生の研究配属学生2名を含む計10名が発表予定です。
演題は症例集積研究、臨床研究、基礎研究まで幅広く、日頃の診療・研究活動の広がりを感じる内容となりました。
基礎研究の1題は優秀演題にも選出されており、最優秀演題賞への期待も高まっています。
予演会では、一題一題の発表練習を通じて、発表の要点や、聴衆にわかりやすく伝えるための構成・表現について確認しました。
より良い発表に期待しています。
新入局員教育の取り組み
新入局員を迎え、現在は、日々の臨床業務に少しずつ慣れながら、麻酔科医として必要な知識と手技を段階的に学んでもらっています。
教育プログラムの一環として、稲垣先生による麻酔総論、麻酔薬・麻薬の使用に関する講義を実施しました。
また、担当医の指導のもと、脊髄くも膜下麻酔および硬膜外麻酔のシミュレーショントレーニングも開始しています。
新しい環境に慣れること、そして新たな知識や技術を身につけることは容易ではありません。
当科では安全を第一に、焦らず一歩ずつ成長できる教育体制を大切にしています。
今後も医局全体で新入局員を支えながら、着実な成長を見守っていきます。
専門医試験勉強会
専門医試験対策勉強会を開催し、脊椎手術におけるMEP(運動誘発電位)モニタリングおよび輸血管理をテーマとした問題の復習を行いました。
術中神経機能評価と循環管理の両立は安全な周術期管理に不可欠であり、特に出血許容量の考え方や輸血開始基準について理解を深めました。さらに、出血リスクの高い手術における事前準備や多職種連携の重要性についても議論し、実臨床に直結する知識の整理を行いました。
医局として安全文化を共有し、教育体制の充実を図る有意義な機会となりました。
新年度開始
2026年度を迎え、日本医科大学付属病院麻酔科では新たに8名の医局員を迎え、新体制がスタートいたしました。新しい仲間の参加により、医局全体に新たな活気が生まれています。
当科では、日々の臨床における安全管理を基盤としながら、指導医と専攻医が互いに支え合い、安心して学び成長できる環境づくりを大切にしています。また、多職種と連携しながら、患者さんにとってより良い周術期医療の提供と、次世代の麻酔科医の育成に取り組んでおります。
新年度も、医局員一同が力を合わせ、一歩一歩着実に医療と教育の質向上に努めてまいります。
大学院 合格発表
このたび大学院入試の合格発表があり、当科から受験した5名全員が合格しました。
日々の臨床業務と並行しながら準備を重ねてきた成果であり、医局として大変嬉しく思います。
今後は、前向き臨床研究をはじめ、AIやデータサイエンスを活用した研究など、新しい視点で麻酔科学に取り組んでいく予定です。臨床で得られる経験や疑問を研究につなげていくことは、大学病院の医局として大切な役割の一つと考えています。
当科では、臨床と研究の双方を大切にしながら、次世代の麻酔科医の育成と学術活動の発展に引き続き取り組んでいきます。
第3回専門医試験勉強会
専門医試験の口頭試問対策として、医局内勉強会を開催しました。
専攻医を中心に10名強が参加し、脳神経外科手術におけるMEP(運動誘発電位)モニタリング管理と周術期せん妄について復習しました。
勉強会では、関連するガイドラインを参照しながら、麻酔方法や筋弛緩薬使用がMEPモニタリングに与える影響、術中の解釈のポイントなどを整理しました。また、周術期せん妄についてもリスク評価や予防、早期発見の重要性を確認し、日常診療に直結する知識を共有しました。
専門医試験対策としてだけでなく、周術期管理の質と安全性を高める学びの機会となりました。今後も医局内で知識共有を行い、継続的な教育と診療の質向上に取り組んでいきます。
専門医試験対策勉強会
専門医試験対策勉強会を行いました。
今回は「産科危機的出血」の過去問題を題材に、産科麻酔における大量出血時の初期対応やチーム連携、さらに妊婦特有の気道確保の難しさについて改めて学び直しました。
実臨床に直結する知見に富んだ問題であり、試験対策という枠を超えて、日常診療を見直す非常に有意義な機会となりました。
次回は3月6日を予定し、今後も継続的に勉強会を開催して診療の質向上と若手育成に努めていきます。
人工心肺ハンズオン
本年度2回目の人工心肺ハンズオンを開催しました。本研修は、日本心臓血管麻酔学会のハンズオンプログラムに準じて実施したものです。
今回は、「人工心肺回路に空気が送られてしまった場合にどのように対応するか」という、発生頻度は極めて低いものの重大な影響を及ぼし得る緊急事態を想定したトレーニングを行いました。麻酔科医、心臓血管外科医、臨床工学技士が一堂に会し、初期対応から役割分担、情報共有の方法まで、手順を一つひとつ丁寧に確認しました。
実践的なシミュレーションを通じて理解が深まるとともに、多職種間の連携を見直す大変有意義な機会となりました。今後も安全で質の高い心臓血管麻酔・周術期管理の提供に向け、継続的な教育とチーム力の向上に取り組んでいきます。

学位論文の掲載
平野先生の学位論文が学術誌に掲載されました。
集中治療の現場では、頻脈は「予後が悪そうだな」と感じる重要なサインの一つです。ただ、ICU入室後24時間の脈拍について、
「どの程度の頻脈が問題なのか」「改善している場合や、逆に頻脈が続く場合に予後はどう違うのか」
といった点は、これまで十分に分かっていませんでした。
本研究では、機械学習モデルを用いて脈拍の推移パターンを解析し、生命予後が不良となるパターンと、比較的良好なパターンを明らかにしました。
機械学習の登場により、これまで熟練医師の経験や感覚に頼っていた判断を、誰もが共通の基準で評価できるようになってきています。今後は、こうしたモデルがモニターに実装され、日常診療で活用されることを目指して研究を続けていきます。
平野先生、このたびはおめでとうございます。
TeamSTEPPS講習会
今日は、医師・看護師・薬剤師・臨床工学技士など多職種あわせて20名余りが参加し、TeamSTEPPS研修会を開催しました。
TeamSTEPPSは、チーム医療を実践するうえで重要となる「何を伝えるか」だけでなく「どのように相手に伝えるか」を体系的に学ぶ研修です。
適切な伝達方法を身につけることで、コミュニケーションエラーを防ぎ、より安全な医療の提供につながるとともに、チーム内の風通しを良くすることが期待されます。
本日の研修では、「隣の人と協力しながら片手で輪つなぎをする」というゲーム形式のワークを行いました。
体験型のアクティビティを通じて、自然と声のかけ方や役割分担、協力の重要性を実感でき、楽しみながら連携の方法を学ぶことができました。
このような研修を繰り返すことで、日常業務における「伝え方」そのものが少しずつ変わってきていることを実感しています。
今後も継続的に学びを重ね、多職種がより円滑に連携できるチーム医療の実践を目指していきます。