2025年10月20日

2027年度入局:見学会のお知らせ

2027年度入局をご検討くださる先生方へ (さらに…)

2025年10月19日

研修医の先生が見学に来てくれました

先日、当科に研修医の先生が見学に来てくださいました。
手術室での麻酔管理の様子やチームでの連携を見学していただき、短い時間でしたが、当科の雰囲気を体感していただけたようです。
見学後には、「先生方の距離が近くて、質問しやすい雰囲気でした」「チーム全体が明るくて話しやすかったです」といった感想をいただきました。
私たちが大切にしている“風通しの良さ”や“互いに支え合う空気感”を感じてもらえたことを嬉しく思います。
麻酔科は、手術室の中で医師・看護師・臨床工学技士など多職種が協力して患者さんを支える科です。
その中で、上下の壁がなく意見を出し合えること、チームで助け合える雰囲気こそが、当科の大きな魅力だと感じています。
見学を通して、麻酔科のやりがいと楽しさを少しでも感じていただけたなら幸いです。
2025年10月19日

悪性高熱症シミュレーション

先日、麻酔科・看護師・臨床工学技士が合同で「悪性高熱症シミュレーション」を実施しました。
悪性高熱症は発症頻度が非常に低いものの、発生時には迅速で的確な対応が患者さんの命を左右する、まさにチーム力が試される緊急事態です。
そのため、今回のシミュレーションでは「一人ひとりが正確に動けること」「チーム全体で支え合えること」を目標にトレーニングを行いました。
当日は、医師・看護師・臨床工学技士あわせて30名以上が参加。
シナリオ終了後には各班ごとに自主的な振り返りや意見交換が行われ、
「こうすればもっと早く対応できたね」「声かけが良かったね」など、前向きな意見が活発に飛び交いました。
回を重ねるごとに対応のスピードやチームの連携力が確実に向上しており、
参加者全員がチーム医療の醍醐味を実感できる充実した時間となりました。
また、シミュレーションを通じて印象的だったのは、
普段からのコミュニケーションの良さがそのままチームワークに現れていたことです。
麻酔科、看護師、臨床工学技士が互いに声をかけ合い、自然にサポートし合う姿は、
「安心して働ける職場づくり」の原点を感じさせました。
こうしたシミュレーションは
「いざというときに自分がどう動くべきか」を体験的に学べる貴重な機会です。
きっと“チームで救う”ということの大事さを肌で感じたと思います。
2025年9月25日

日本心臓血管麻酔学会

9月19~21日に横浜で日本心臓血管麻酔学会が開催されました。

当科からも管理に難渋した開心術について発表しました。多くの先生方に聴講いただき活発な議論がされました。

学会発表は症例を振り返り、より理解を深めることができ、とても勉強になります。

次回は12月の日本臨床麻酔学会へ多数の演題を登録しているので、楽しみにしています。

2025年9月16日

シミュレーション教育

本日は

・大量出血シミュレーション教育

・全身麻酔 or 脊髄くも膜下麻酔による帝王切開と無痛分娩

をテーマに勉強会を開催しました。

大量出血シミュレーションは会を重ねるたびにブラッシュアップされています。

今回は、REBOA挿入による緊急止血の流れ確認も行いました。

 

次回は、悪性高熱症など他の珍しい状況について行う予定です。

2025年9月16日

日本麻酔科学会関東甲信越・東京支部会

9月6日に日本麻酔科学会関東甲信越・東京支部会が開催されました。

2年目の先生が自身の経験した症例を中心に発表し、さらに医局長からも研究報告が行われました。

発表後には活発な質疑応答があり、先生方が立派に回答するとともに、議論を通じて理解が一層深まりました。

また、他の報告にて他院での取り組みや工夫についても学ぶことができ、とても有意義な会でした。

2025年8月7日

TeamSTEPPS講習会

今月、最後のシミュレーション教育はTeamSTEPPSです。

手術室では麻酔科だけでなく、執刀医、看護師、MEなど多職種が連携する必要があります。
手術室では垣根なく多診療科・多職種が連携する風通しの良さが大事です。
そのためには、
・どうやってチームビルディングをするのか?
・自分の考えはどうやって伝えるのか?
を体験してもらうための講習がTeamSTEPPSです。

約30人にゲームを通して「チームとは何か」を看護部坂本さんの指導の下で学んで頂きました。
全ての外科系診療科、多職種が連携して良い医療を提供する「1つの手術室」になることを目標に定期的に開催しています。

2025年8月4日

「開心術後の心停止」シミュレーション

心臓血管外科主催で、看護部、ME部と共同の集中治療室における「開心術後の心停止」をテーマとしたシミュレーションを行いました。
いわゆる心肺蘇生法とは異なる点が多く、多職種で確認する必要があります。
麻酔科医2年目の専攻医の先生に「いざという時に活躍できる麻酔科医」として動けるように学んで頂きました。
今週はシミュレーションが盛りだくさんでした。
2025年7月31日

Grade A帝王切開シミュレーション

今日は産科、小児科、助産師と共同で、Grade A帝王切開のシミュレーションを開催しました。
Grade A帝王切開では、「産科医の判断から10分以内の娩出」という極めて迅速な対応が要求されます。
一方で、年1回あるかどうかという経験を積みにくい状況です。

今回の経験を通じて足りなかったことを確認し、いざという状況で連携が取れるようにしたいと思います。

2025年7月29日

危機的出血シミュレーション

危機的出血シミュレーションを開催しました。
手術中の予期せぬ大量出血はどこでも起こり得る事象です。
その時、麻酔科医はコマンダーとして指揮をとり、執刀医、看護師、臨床工学技士それぞれが役割を果たすことが大事です。
今回のシミュレーションは
・危機的出血時にやるべきことと役割の説明
・理想的なチームの動き方実演
・多職種連携トレーニングと反省
を通じて、若手から上級医まで幅広く学べる機会となりました。
次回はGrade A帝王切開シミュレーションを予定しています。