2026年6月14日

硬膜外麻酔・脊髄クモ膜下麻酔ハンズオン

新入局者を対象に、硬膜外麻酔および脊髄くも膜下麻酔のハンズオンセミナーを実施しました。

企業の皆様のご協力のもと、シミュレーターを用いて、穿刺時の体位や解剖学的ランドマークの確認、器具の取り扱い、実際の手順と操作のポイントについて学びました。指導医とともに一つひとつの動作を確認し、疑問点をその場で共有することで、実践的な理解を深める機会となりました。

2026年6月6日

食事会・交流会のお誘い

日本医科大学付属病院麻酔科では、2027年度・2028年度入局をご検討中の先生方を対象に、食事会・交流会を開催いたします。

当日は、若手から中堅の医局員が参加し、働き方や研修、入局後の生活、雰囲気などについて直接お話しいただけます。医局の雰囲気やチームで支え合う文化を知っていただく機会になります。

6月5日(金)に開催し、多くの先生にご参加いただきました。
すでに5人の入局が決まっていますが、若干名の募集を継続しています。

次回の食事会は7月3日(金)の19時からを予定しております。
興味のある方は是非ご連絡ください。

2026年6月6日

専門医試験口頭試問トレーニング

麻酔科専門医試験の口頭試問対策として、1年目の専攻医から専門医試験受験学年までを対象に症例問題の検討を行っています。

専門医試験で取り上げられる症例問題は、術前評価、術中管理、術後管理の要点を体系的に整理するうえで非常に有用です。1例ずつ丁寧に振り返ることで、臨床判断の根拠を確認し、周術期管理に必要な視点を深める機会となっています。

学年を越えて学び合う環境を通じて、当科では安全で質の高い麻酔管理につながる教育体制を大切にしています。

2026年6月6日

硬膜外麻酔の練習会

本日、診療業務の合間を活用し、1年目専攻医を対象とした硬膜外麻酔のシミュレーショントレーニングを行いました。

当科では、硬膜外麻酔の習得にあたり、まず2~3か月間シミュレーターを用いた反復練習を行い、院内で定めた試験に合格した後に臨床での実践へ進む体制としています。穿刺手技だけでなく、解剖の理解、針先の感覚、安全確認の手順を段階的に身につけることを重視しています。

また来週には、企業のご協力のもと、脊髄くも膜下麻酔および硬膜外麻酔のハンズオンセミナーを予定しています。

2026年5月30日

入局:見学会のお知らせ

入局をご検討くださる先生方へ

当科ホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
2027年度入局をご検討の方向けに、見学(平日・土曜日)を行っております。
既に複数名の入局が決まっておりますが、引き続き募集しています。
また、1年目の先生方(28年度入局)の見学応募もご都合に合わせて対応しております。

・平日の見学
平日については、勤務の様子や医局の雰囲気をご覧いただけるよう、随時見学を受け入れており、施設見学や医局説明を行っております。

・土曜日見学
土曜日に施設見学や研修プログラムの説明をしております。
6月27日(土)、7月11日(土)の午前中に開催いたします。

・食事会

6月5日(金)、7月3日(金)の19時より、若手から中堅の医局員を交えた食事会を開催します。
当日は、麻酔科での働き方、研修や入局後の生活、専門医取得までの流れ、研究や留学、医局の雰囲気など、皆さんが気になっていることにできるだけ率直にお答えしたいと思います。
また、既に入局を決めている先生方との交流にもなるかと思います。
実際に現場で働く若手・中堅医局員と食事をしながら話すことで、普段の見学だけでは伝わりにくい医局の雰囲気や、日々の働き方を感じていただければ幸いです。

 

当科では毎年新たな入局者を迎えており、若手を中心に近い学年の医局員が多く在籍しています。
その一人ひとりを大切な仲間として尊重することを何より重視しており、日々の診療においても自然に支え合い、相談し合える関係が根付いていることが特徴です。

麻酔・周術期医療は、一人で完結するものではありません。
私たちは医局員同士が連携し、チームとして患者さんの診療に取り組むことを大切にしています。
こうした雰囲気は、ぜひ実際に見学にお越しいただき、感じていただければと思います。

見学では、説明や質疑応答に加え、医局の雰囲気や医局員同士の関係性もぜひご覧ください。
初めての方でも安心してご参加いただけます。

見学の日程はご都合に合わせて調整可能であり、Webでの説明にも対応しております。
ご希望の方は、下記連絡先またはお問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。
2回目、3回目の見学も歓迎しております。

皆さまとお会いできることを、医局員一同心より楽しみにしております。

部長 石川真士
医局長 並里大
e-mail: d-a@nms.ac.jp
代表番号:03-3822-2131
2026年5月29日

無痛分娩急変シミュレーショントレーニング

無痛分娩中の急変から緊急帝王切開に至る場面を想定し、麻酔科・産科・助産師が合同でシミュレーション教育を実施しました。

本シミュレーションでは、母児の安全を最優先に、急変時の初期対応、情報共有、役割分担、手術室への移行までの流れを確認しました。多職種が同じ状況認識を持ち、共通の方針のもとで治療にあたることは、周産期医療における安全文化の基盤となります。

「常に相談し、協力できる関係」が当科の強みです。

2026年5月26日

日本麻酔科学会

5月21日から23日にかけて、日本麻酔科学会学術集会が開催されました。当科からは、優秀演題およびポスターディスカッションを含め、計10題の発表を行いました。

また、学生の研究配属で取り組んだ「術後せん妄のリスク因子と発症時期による生命予後への影響の違い」をテーマに、医学部4年生2名も発表を行いました。発表内容や質疑応答に向けて十分に準備を重ね、参加者それぞれが堂々と発表しました。

学術発表に加え、昔の医療機器体験や医局の食事会などを通じて、世代や職種を越えた交流を深める機会にもなりました。

2026年5月16日

勉強会:危機的出血への対応

危機的出血への対応力向上を目的として、今後予定しているシミュレーショントレーニングに先立ち、Webinar形式で事前勉強会を開催しました。

手術中の予期せぬ大量出血は、患者安全に直結する重大事象であり、麻酔科医には全身管理に加えて、手術室全体の状況を把握し、適切にチームを動かす役割が求められます。

今回の勉強会では、日本麻酔科学会のガイドラインに準じ、危機的出血時の初期対応、院内で活用可能な体制、事前準備の重要性について改めて整理しました。

実践的なシミュレーションに先立って共通認識を深めることで、多職種連携をより円滑にし、安全で迅速な対応につなげる機会となりました。

2026年5月10日

新入局員歓迎会

5月8日(金)、パレスホテル東京にて新入局員歓迎会を開催しました。
今年度は8名の新しい仲間を迎え、医局員に加え、関連病院の先生方、同門会の先生方にもご参加いただき、新入局員の門出を温かくお祝いしました。

麻酔科診療は、多職種との連携を基盤としながら、周術期管理、集中治療、救急、ペインクリニックなど幅広い領域に関わります。
新入局員一人ひとりが日々の診療を通じて学び、成長し、互いに支え合える関係を築いていくことを大切にしています。

慣れない環境で大変なことも多い時期ですが、焦らず一歩ずつ経験を重ね、安全で質の高い医療に貢献できる麻酔科医として成長してくれることを期待しています。

2026年5月10日

日本麻酔科学会の予演会

日本麻酔科学会での発表に向けて、Web形式で医局内予演会を開催しました。
今回は医局員8名に加え、4年生の研究配属学生2名を含む計10名が発表予定です。

演題は症例集積研究、臨床研究、基礎研究まで幅広く、日頃の診療・研究活動の広がりを感じる内容となりました。
基礎研究の1題は優秀演題にも選出されており、最優秀演題賞への期待も高まっています。

予演会では、一題一題の発表練習を通じて、発表の要点や、聴衆にわかりやすく伝えるための構成・表現について確認しました。
より良い発表に期待しています。

2026年4月26日

新入局員教育の取り組み

新入局員を迎え、現在は、日々の臨床業務に少しずつ慣れながら、麻酔科医として必要な知識と手技を段階的に学んでもらっています。

教育プログラムの一環として、稲垣先生による麻酔総論、麻酔薬・麻薬の使用に関する講義を実施しました。

また、担当医の指導のもと、脊髄くも膜下麻酔および硬膜外麻酔のシミュレーショントレーニングも開始しています。

新しい環境に慣れること、そして新たな知識や技術を身につけることは容易ではありません。

当科では安全を第一に、焦らず一歩ずつ成長できる教育体制を大切にしています。

今後も医局全体で新入局員を支えながら、着実な成長を見守っていきます。

2026年4月7日

専門医試験勉強会

専門医試験対策勉強会を開催し、脊椎手術におけるMEP(運動誘発電位)モニタリングおよび輸血管理をテーマとした問題の復習を行いました。

術中神経機能評価と循環管理の両立は安全な周術期管理に不可欠であり、特に出血許容量の考え方や輸血開始基準について理解を深めました。さらに、出血リスクの高い手術における事前準備や多職種連携の重要性についても議論し、実臨床に直結する知識の整理を行いました。

医局として安全文化を共有し、教育体制の充実を図る有意義な機会となりました。

2026年4月1日

新年度開始

2026年度を迎え、日本医科大学付属病院麻酔科では新たに8名の医局員を迎え、新体制がスタートいたしました。新しい仲間の参加により、医局全体に新たな活気が生まれています。

当科では、日々の臨床における安全管理を基盤としながら、指導医と専攻医が互いに支え合い、安心して学び成長できる環境づくりを大切にしています。また、多職種と連携しながら、患者さんにとってより良い周術期医療の提供と、次世代の麻酔科医の育成に取り組んでおります。

新年度も、医局員一同が力を合わせ、一歩一歩着実に医療と教育の質向上に努めてまいります。

2026年3月16日

シミュレーショントレーニング

3月14日(土)、麻酔科を中心に耳鼻咽喉科医師および看護師を招き、シミュレーショントレーニングを実施しました。

食肉用の豚肺を用いた wet lab では、無気肺の形成と人工呼吸管理、さらにリクルートメントおよび PEEP の効果について視覚的かつ実践的に学びました。リクルートメントにより「やわらかい肺」では無気肺が解除される一方、「硬い肺」では解除が困難である様子を実際に観察することで、肺の状態に応じた呼吸管理の重要性を理解する機会となりました。また、無気肺解除後の人工呼吸器設定の変化を確認することで、人工呼吸管理の基本原理を臨床に即して学ぶことができました。

あわせて、挿管困難人形を用いた挿管トレーニング、CV・PICC のシミュレーショントレーニングも実施しました。気道確保と血管確保はいずれも麻酔科診療の基盤となる手技であり、安全性を意識した反復練習は教育上極めて重要です。多職種が参加する環境の中で、知識と技術の両面から臨床力を高める有意義な研修となりました。

次回は、8人の新入局員を迎え入れて硬膜外麻酔・脊髄くも膜下麻酔トレーニング、CVトレーニングを予定しています。
若手医師にはシミュレーショントレーニングを繰り返して積んでもらい、臨床へ準備を整えていければと思います。

2026年3月12日

大学院 合格発表

このたび大学院入試の合格発表があり、当科から受験した5名全員が合格しました。
日々の臨床業務と並行しながら準備を重ねてきた成果であり、医局として大変嬉しく思います。

今後は、前向き臨床研究をはじめ、AIやデータサイエンスを活用した研究など、新しい視点で麻酔科学に取り組んでいく予定です。臨床で得られる経験や疑問を研究につなげていくことは、大学病院の医局として大切な役割の一つと考えています。

当科では、臨床と研究の双方を大切にしながら、次世代の麻酔科医の育成と学術活動の発展に引き続き取り組んでいきます。

2026年3月9日

第3回専門医試験勉強会

専門医試験の口頭試問対策として、医局内勉強会を開催しました。
専攻医を中心に10名強が参加し、脳神経外科手術におけるMEP(運動誘発電位)モニタリング管理と周術期せん妄について復習しました。

勉強会では、関連するガイドラインを参照しながら、麻酔方法や筋弛緩薬使用がMEPモニタリングに与える影響、術中の解釈のポイントなどを整理しました。また、周術期せん妄についてもリスク評価や予防、早期発見の重要性を確認し、日常診療に直結する知識を共有しました。

専門医試験対策としてだけでなく、周術期管理の質と安全性を高める学びの機会となりました。今後も医局内で知識共有を行い、継続的な教育と診療の質向上に取り組んでいきます。

2026年2月21日

専門医試験対策勉強会

専門医試験対策勉強会を行いました。

今回は「産科危機的出血」の過去問題を題材に、産科麻酔における大量出血時の初期対応やチーム連携、さらに妊婦特有の気道確保の難しさについて改めて学び直しました。

実臨床に直結する知見に富んだ問題であり、試験対策という枠を超えて、日常診療を見直す非常に有意義な機会となりました。

次回は3月6日を予定し、今後も継続的に勉強会を開催して診療の質向上と若手育成に努めていきます。

2026年2月19日

人工心肺ハンズオン

本年度2回目の人工心肺ハンズオンを開催しました。本研修は、日本心臓血管麻酔学会のハンズオンプログラムに準じて実施したものです。

今回は、「人工心肺回路に空気が送られてしまった場合にどのように対応するか」という、発生頻度は極めて低いものの重大な影響を及ぼし得る緊急事態を想定したトレーニングを行いました。麻酔科医、心臓血管外科医、臨床工学技士が一堂に会し、初期対応から役割分担、情報共有の方法まで、手順を一つひとつ丁寧に確認しました。

実践的なシミュレーションを通じて理解が深まるとともに、多職種間の連携を見直す大変有意義な機会となりました。今後も安全で質の高い心臓血管麻酔・周術期管理の提供に向け、継続的な教育とチーム力の向上に取り組んでいきます。

2026年2月8日

学位論文の掲載

平野先生の学位論文が学術誌に掲載されました。

集中治療の現場では、頻脈は「予後が悪そうだな」と感じる重要なサインの一つです。ただ、ICU入室後24時間の脈拍について、
「どの程度の頻脈が問題なのか」「改善している場合や、逆に頻脈が続く場合に予後はどう違うのか」
といった点は、これまで十分に分かっていませんでした。

本研究では、機械学習モデルを用いて脈拍の推移パターンを解析し、生命予後が不良となるパターンと、比較的良好なパターンを明らかにしました。

機械学習の登場により、これまで熟練医師の経験や感覚に頼っていた判断を、誰もが共通の基準で評価できるようになってきています。今後は、こうしたモデルがモニターに実装され、日常診療で活用されることを目指して研究を続けていきます。

平野先生、このたびはおめでとうございます。

2026年2月5日

TeamSTEPPS講習会

今日は、医師・看護師・薬剤師・臨床工学技士など多職種あわせて20名余りが参加し、TeamSTEPPS研修会を開催しました。
TeamSTEPPSは、チーム医療を実践するうえで重要となる「何を伝えるか」だけでなく「どのように相手に伝えるか」を体系的に学ぶ研修です。
適切な伝達方法を身につけることで、コミュニケーションエラーを防ぎ、より安全な医療の提供につながるとともに、チーム内の風通しを良くすることが期待されます。
本日の研修では、「隣の人と協力しながら片手で輪つなぎをする」というゲーム形式のワークを行いました。
体験型のアクティビティを通じて、自然と声のかけ方や役割分担、協力の重要性を実感でき、楽しみながら連携の方法を学ぶことができました。
このような研修を繰り返すことで、日常業務における「伝え方」そのものが少しずつ変わってきていることを実感しています。
今後も継続的に学びを重ね、多職種がより円滑に連携できるチーム医療の実践を目指していきます。