カテゴリー: 更新情報
2023年7月7日
金曜勉強会
本日の金曜日勉強会では抄読会を行いました。
①吉岡先生:小児の術前リスク把握ASA-PSの判定に関するアンケートを使用した研究
小児の全身麻酔手術では術前のリスク因子を的確に判断することが成人と比較すると難しいケースがあることが明らかとなりました。特に様々な施設の麻酔科医にアンケートをとったところ、てんかん発作、急性消化器疾患の緊急手術、肺炎など、特別な状況では認識される重症度にかなりばらつきがでることがあきらかになりました。
当医局では毎週金曜日に症例検討・研究報告・抄読会などを行っております。
2023年6月13日
合併症マニュアル(プロトコル)を更新しました
区域麻酔に関する合併症「PDPH」「全/ 高位脊髄くも膜下麻酔」「局所麻酔薬中毒」 についてマニュアルを作成し更新しました。
ホームページのプロトコルに新規upしています。
勉強会で使用しているスライドですが、いつでも見直せるように、 いざという時に使えるようにホームページにも載せています。
必要時ご参照ください。
2023年6月10日
2023年日本麻酔科学会報告
6月1日~3日に日本麻酔科学会が開催されました。
当科から石川先生がランチョンセミナーと招請講演を担当されまし た。
それぞれ多数の先生にご出席いただき、 活発な質疑応答が行われました。
2023年5月19日
脊髄くも膜下穿刺ハンズオン
硬膜外カテーテル留置, 脊髄くも膜下穿刺のハンズオンを開催しました.
麻酔科だけではなく,女性診療科・産科の先生方や看護師さん, 初期臨床研修医の先生方にも,ご参加頂けました.
普段, 穿刺を行うことのない看護師さんにも体験して頂けたことで,「 体位保持に麻酔科医が求める点」を実感して頂けたようです.
2023年4月6日
挿管ハンズオン
シミュレーターを使用して、 研修医の先生方を対象に喉頭鏡やビデオ喉頭鏡を用いての挿管実習 を行いました。
初めての挿管でしたが、 ビデオ喉頭鏡の画面を見ながら指導医が説明することで理解が進み ました。
また、麻酔補助業務を行う看護師、 臨床工学技士には挿管を体験することで、 どういった準備や補助があると麻酔科医が助かるのか実感してもら うことができました。
若手麻酔科医には使用頻度の低い右用ダブルルーメンチューブのT
テーマが多数あったため3時間近くのハンズオンでしたが、
2023年3月25日
尾藤博保先生退任祝賀会
武蔵小杉病院麻酔科部長の尾藤博保先生が今月末で退官されます。
武蔵小杉病院麻酔科の先生方、 関連病院部長会の先生方で尾藤博保先生退任祝賀会を開きました。
尾藤先生には麻酔だけではなく、「かっこいい麻酔科医」 のあるべき姿を学ばせていただきました。
そんな尾藤先生にお礼を伝えることができました。 たくさんご指導いただき、ありがとうございました。
今後も時折、武蔵小杉病院や関連病院に顔を出されるそうです。
これからもよろしくお願い致します。
2023年3月24日
金曜勉強会
本日の金曜日勉強会では抄読会を2例行いました。
①単施設比・特定術式におけるレミマゾラムとプロポフォールの前向き比較研究を紹介した論文
ご高齢での全身麻酔においては様々な副反応を考慮する必要がありますが、レミマゾラムはプロポフォールとほぼ同等の鎮静効果をえることができるだけでなく、循環抑制・呼吸抑制・術後認知機能障害・ストレス反応など、様々な問題を緩和することができる優れた鎮静薬であると結論づけられていました。
出典:Zhang et al. BMC anesthesiology (2022) 22:118
https://doi.org/10.1186/s12871-022-01641-5
②手術室内での術野火災のリスク因子や予防などについて紹介した論文
最新機器による手術では光源をもつ機器・高温になる可能性をもつ機器が多くなります。
術野での火災・手術室での火災は予防が可能であり、最重要です。
火災がおきうるリスク因子・盲点となりうるデバイスの温度や予防方法などについてを学びました。
当医局では毎週金曜日に症例検討・研究報告・抄読会などを行っております。
2023年3月24日
人工心肺ハンズオン
ME部臨床工学技士の指導の下で人工心肺ハンズオンを開催しまし た。
開心術を担当し始めている若手の先生方を中心に、 本物の人工心肺を用いてシミュレーターで回してみるという会です 。
いつもは「volume入れてください」「脱血どうですか?」 と言う側です。しかし、 実際に回してみるとvolume調整が難しくairを送りそうに なってしまうなどトラブル続きでした。
回してみることで、「どこに注目する必要があるのか?」「 臨床工学技士と何を共有しながら離脱をするのか」 など実感を持って学ぶことができたと思います。
夏くらいを目途に再度行う予定です。
その他にも、硬膜外麻酔、神経ブロック、経胸壁心エコー、 挿管など様々なハンズオンを企画しています。
医局員の先生方だけでなく、研修医、見学の先生、 麻酔科に限らず興味のある先生方は是非ご参加ください。
2022年12月25日
SICUの小児術後管理合同シミュレーション
当院では管理の難しい重症症例においてより質の高い対応を行うことができるように、心臓血管外科・小児科・Surgical ICU主催で小児急変対応についての勉強会・シミュレーションが開催されています。。
今回は心臓血管外科の先生・小児科の先生をリーダーとしたチームでの術後管理を想定して、麻酔科Drや看護師、臨床工学技士の方々も参加し、Surgical ICUでの急変時の対応についてシュミレーションを行いました。
心停止への初期対応から緊急開胸、ECMO導入までを小児サイズシミュレーターを用いて、リーダー・換気・除細動・胸骨圧迫などの役割に分かれて具体的な動きを確認しました。
実際に動きを確認すると、思った通りの時間で動けなかったり、様々な改善点があり、それぞれが意見を出し合い、大変有意義な勉強会となりました。